詩『桜 様々な肢態』
2008.03.30 Sunday
陽を浴びて誇る桜は とくに愉快
子供らがはしゃぎ
恋人達は語り合い
そして時にオトナも羽目を外す
虚空に消える桜は 深遠で
強風に舞って散って逝く
孤独を描いたかの様に
わたしの夕陽が沈みつつある
濡れる桜は 薄幸にして
水流に流されるままの花々で
その水は、桜色に染まるのだろうか
壁に貼ついたままの一片が侘びしい
闇に舞う桜は 妖艶で
彼の右腕に誘われて
何処の闇へと消えて逝こう
墨を流した様な深夜の宴
わたしは桜の化身と逢瀬する
散りそびれた桜は ただ無惨
初夏と見紛う陽射しを浴びて
緑々の梢に忘れらる
夏から秋そして冬 誰も知らない
芽吹く桜は 希望に満ちて
吹く風の方角が移り
空の色も音も次第に喜ばしく思える
枯枝を見上げて歩む日々
陽を浴びて誇る桜に いつ邂える
子供らがはしゃぎ
恋人達は語り合い
そして時にオトナも羽目を外す
虚空に消える桜は 深遠で
強風に舞って散って逝く
孤独を描いたかの様に
わたしの夕陽が沈みつつある
濡れる桜は 薄幸にして
水流に流されるままの花々で
その水は、桜色に染まるのだろうか
壁に貼ついたままの一片が侘びしい
闇に舞う桜は 妖艶で
彼の右腕に誘われて
何処の闇へと消えて逝こう
墨を流した様な深夜の宴
わたしは桜の化身と逢瀬する
散りそびれた桜は ただ無惨
初夏と見紛う陽射しを浴びて
緑々の梢に忘れらる
夏から秋そして冬 誰も知らない
芽吹く桜は 希望に満ちて
吹く風の方角が移り
空の色も音も次第に喜ばしく思える
枯枝を見上げて歩む日々
陽を浴びて誇る桜に いつ邂える