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詩『夜疾る:in the night train』

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    夢のなかの電車に乗って
    わたしはそっとあなたの掌に指を重ねる
    これから向かう 
    二人にとっては未知の その人々と出逢うために

    おし黙ったままのふたりを乗せて
    電車はゆれる
    わたし達の他は 誰一人なく
    吊革だけが規則正しくゆれている

    不確かなわたしのこころを
    なだめようと 触れたあなたの掌は
    わたしのこころ以上に動揺している

    その指の驚きに気づかれない様に
    そっと再び あなたの掌から去ってゆく

    警笛を鳴らしてすれ違う
    もうひとつの電車の音を聴くその間
    ふたりはさらに耐えねばならない
    沈黙の  その一瞬
    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『ふしぎなポケット / The Magicl Pocket』performed by bonobonos return (ぼのぼのず ななじゅうに)

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      ポケットの なかには
      "( ´ω`)" "(´ω` )"
      ビスケットが ひとつ
      "( ´ω`)ノ○" "(・ω・` )"
      ポケットを たたくと
      "( ´ω`)ヽ" ?(・ω・`)>"
      ビスケットは ふたつ
      "○ヽ( ´ω`)ノ○" "ヽ(´ω` )ノ"
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      るい rui, the creature 4 =OyO= * works : bonobonos * 00:09 * comments(0) * trackbacks(0) * -

      "Somebody To Love" by Jefferson Airplane(『あなただけを』 by ジェファーソン・エアプレイン)

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        Superfly椎名林檎、それともCoccoがカヴァーしたら、かっこいいなと単純に想った。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:03 * comments(0) * - * -

        『グランド・ジャット島の日曜日の午後』 by ジョルジュ・スーラ

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          河岸に三々五々集い、思い思いにくつろぎそして憩うヒトビト。日曜日の午後の陽光は、生命の輝きに満ちていて、やさしい。時はゆっくりと過ぎて往く。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 14:35 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          短歌:秋ノ旅路ヲ詠メル

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            090924_1529~01.jpg
            西陽さす 戻れぬ恋の その途を 君のくるまで 疾り逝きたし
            るい詠める
            るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : tanka * 18:06 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            詩『ながい夜に産まれる物語:a silent running』

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              彼は孤独だった
              これまで一体幾つの銀河を越えたのだろう
              そしてその目的地、目指す宇宙港に辿り着くまでに
              いくつの銀河を越え往かねばならないのだろう
              ふねは、出航前のプログラミングに従って
              自働的に巡航する しかし
              それでも不測の事態に備えてひとり
              "起きて"いなければならない
              ふねの中ではわずかに24時間
              しかし彼の故郷では一千年という刻が過ぎる
              親は既に亡く、恋人も朽ち果てて、彼の子孫は数世代
              否、数十世代後の子供達が繁栄している筈だ
              尤も、それも運がよければの話 
              既に還るべき惑星が消滅している
              そんな可能性すらも否定出来ないのだ

              彼は孤独だった
              ひとりが"眠り"、ひとりが"起きて"いる
              その筈だった
              業務の引き継ぎ その僅か数時間の共同作業
              そしてほんの些細な諍い ちっぽけな感情の行き違い
              気がつけば 己は独り
              たったひとりの同僚を殺めてしまったのだ
              しかたがない しかし、どうということはない
              真実さえ己の腑の中へと呑込んでしまえば
              誰も己を裁く事など出来はしまい
              冷凍睡眠(Cold Sleeping)中の、事故は、よくある話なんだ
              遥かな昔の大航海時代にも、これとよく似た話があったそうな
              おおかた、甲板から脚を滑らせちまったんだろう あの酔っ払いは
              だが、これから己は永遠にひとり
              屍体を載せたふねが進む

              彼は孤独だった
              だから、ふねの中の狭い実験室でちいさな生態系をつくった
              はじめは順調だった
              無機質から有機質を生成させ ちいさな生命を誕生させる
              その生命が産み 育み 殖え 進化していく
              その繰り返しゆく循環の中で
              知性をもつものが誕生するのさえ、ごく一刻の出来事だった
              そして、そのときから
              その系の向かうべきところ、"進化"の方向がおかしくなってゆく
              彼は、その系に棲む知性体から"神"と呼ばれる彼は
              さてどうしたものだろうかと、独り頭を悩ませている
              伴のいないながい"旅"の
              気晴らしにはちょうど良い
              その程度の難易度でしかないのだが
              るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -

              『若い力 / Young Spirits』performed by bonobonos return (ぼのぼのず ななじゅういち)

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                若い力と感激に
                "<( `・ω・)ノ" "<( `・ω・)ノ"
                燃えよ若人胸を張れ
                "ヽ(・ω・´ )>" "ヽ(・ω・´ )>"
                歓喜あふれるユニホーム
                "o( `・ω・)=o" "o( `・ω・)=o"
                肩ににひとひら花が散る
                "o=(・ω・´ )o" "o=(・ω・´ )o"

                花も輝け希望に満ちて
                "o(・ω・´ o)" "(o `・ω・)o"
                競え青春
                "<( `・ω・)八(・ω・´ )>"
                強きもの
                "ヽ(・ω・´ )八( `・ω・)ノ"

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                るい rui, the creature 4 =OyO= * works : bonobonos * 00:03 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                "Blowin' In The Wind" by Peter, Paul And Mary(『風に吹かれて』 by ピーター・ポール & マリー)

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                  その小さなお店は、カラオケなんかはないのですが、その代わりに、ちっぽけなステージがあります。
                  そこにはちっぽけなギター・アンプと、コンガ、そしてマイク・スタンドだけがあります。
                  殆ど内装の一部と化しているだけのステージですが、忘れた頃に夜通しのパーティが開かれる事があります。
                  そんな時は、その忘れられたステージを使って、皆、思い思いのパフォーマンスをします。
                  そんなある夜の事、騒ぎ疲れて、呑み疲れて、怠惰と倦怠の空気が流れていた時です。
                  お店のオーナーさんが、「ちょっと古い曲だけど」といって、弾き語ったのが、この曲です。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : music * 00:07 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  『風神雷神図屏風』 by 俵屋宗達

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                    恐ろしい...と、いうよりも先に、可愛らしいと、いつも想ってしまう。画面右から中央へと駆け込む風神 / Anemoiも、大地へと雷を振り下ろしている雷神 / Zeusも、どちらも自然の脅威や畏怖を具象化させた筈なのに。
                    なんか、雷神 / Zeusクンがえいってちからいっぱい腕を振り下ろしているのを見かけた風神 / Anemoiクンが「なになに!? 面白そうだねぇ、仲間に加えてよ」とでも言いたげに、"縄跳び"しながら、駆け寄っている様に観えるのです。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 14:27 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    短歌:連休前ヲ詠メル

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                      090917_1527~01.jpg
                      風流る 祭りの前の 槌の音 白雲さへも 浮き足立ちて
                      るい詠める


                      るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : tanka * 18:21 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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