この春にであったひともいまは毎日のようにあう
この春にはじめようとおもったことは結局おもったままだ
かわることとかわらないこと それがはっきりとわかるのがいまだ
はれたらはれたでさつきばれとよび
ふったらふったでさみだれとよぶ
いったい、なにをいとしくおもっているのか
それともそんな些事にだけかまけていたいのか
そろそろそれはかたちをなすべきときであり
そろそろそれは成否がわかるそのときだとしたら
右顧左眄したそのうえで右往左往するばかりなのだ
よのなかはきっとそう おそらくそれでせいいっぱい
それではわたしはそれをただ傍観していればいいのだろうか
それだからわたしはそれに翻弄されてしまうばかりなのだろうか
そんな生活は かたすみですこしづつすこしづつ おぼろげながらにあきらかになっていくのだ