詩『試写室:In A Preview Room』
2020.05.31 Sunday
ほんの一瞬だけ闇が支配する
そしてはじまる
ひじかけのうで くんだあし
おもいからだをあずけた椅子
そのひとの視線は そのむこうにむけられる
みあげれば 光源からのひかりは 放射状だろう
くちはとざされたまま はなしているのは そのむこうだ
じりじりとする いらいらとする
態度表明すべきはそののちなのに 結論だけがさきばしる
かたられているのは愛 しかし野望のそのさきにまつものがある
わたしがみているのは そのひとだけで
それをこんどはわたしがえがかなければならない
沈黙はまもられてはいる
だが ちいさなおとがずっと
そしてはじまる
ひじかけのうで くんだあし
おもいからだをあずけた椅子
そのひとの視線は そのむこうにむけられる
みあげれば 光源からのひかりは 放射状だろう
くちはとざされたまま はなしているのは そのむこうだ
じりじりとする いらいらとする
態度表明すべきはそののちなのに 結論だけがさきばしる
かたられているのは愛 しかし野望のそのさきにまつものがある
わたしがみているのは そのひとだけで
それをこんどはわたしがえがかなければならない
沈黙はまもられてはいる
だが ちいさなおとがずっと