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『てすさびするふたり(カード・プレイヤーズ)』 by クロヴィス・トルイユ

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    おなじ髪型で、おなじ仮面で素顔を覆い、そして、おなじ様な一枚の布でおのれの秘所だけをかくしているふたりの裸婦。ふたりの手許には数枚のカードがおかれ、彼女達が先程までそれに打ち興じていたのだろうと推測される。室内はくらく秘密めいていて、そこに設けられたいくつかの灯りが妖しげなひかりを発しているのだろう。おなじ様な姿勢でからだをなげだしている彼女達をつつむのは、まったくことなった色彩なのだ。


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:49 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『聖マタイの召命』 by ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ

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      陽光を背にうけて、そのひとが指し示す。それで、総てが決したのだ。
      文字通りに、運命の岐路と謂えるだろう。


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      『キリストの磔刑(サン・プラシドのキリスト)』 by ディエゴ・ベラスケス

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        初めてこの作品を知ったときは絶句した。こんなにもあからさまに描いていいのだろうか、と。
        それだけ差し迫るモノがそのときのわたしにはあって、そこに聖性や信仰心というのをみいだせなかったのだ。
        屍体、ひとりのおとこの死がそこにあると思ったのである。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:02 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        『酒を飲む女または二日酔い』 by アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

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          ふたつの題名がある。
          ひとつは解る。ある女性がちいさな円卓に肘をつき、その円卓には酒瓶とおもわしきモノとそこから注がれたらしい、呑みかけのグラスがあるからだ。
          しかし、もうひとつは解らない。その女性の表情には、つよい意思の様なモノが感じられるのだ。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:48 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          『ハードウィックホールのエリザベス1世の肖像』 by ニコラス・ヒリアード

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            「当時の貴婦人の服装は、極端に胸をしめつけ、袖を優雅にふくらませ、腰から下に大きく張ったフープ(鯨骨の枠)を入れて、スカートをふくらませるという、豪華なものであった。」
            澁澤龍彦 / Tatsuhiko Shibusawa著『女のエピソード』)


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:54 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            『落穂拾い』 by ジャン=フランソワ・ミレー

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              ひろい農場に、腰をかがめる3人の女性。いつまでも続くその作業のためか、永遠にとまってしまったかの様な印象を受ける。腰がまがったまま、このままき動きひとつできないのでは、と思えてしまうのだ。彼女達が拾うべきモノは、このひろさのなかにあってしかもごくわずかだ。
              背景にある木立が、彼女達とおなじ様なかたちを描いて風に揺れている。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -

              『ボトルラック(瓶乾燥器)』 by マルセル・デュシャン

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                いくつかの円形を繋ぎ合わせて、円錐の様な紡錘の様な骨組みを形作る。そしてそれらの円形の辺に、いくつもいくつも突起を付け加える。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:51 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                『キオス島の虐殺』 by ウージェーヌ・ドラクロワ

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                  惨憺たる光景がそこにある。絵画を美を描くモノと定義したら、そこに美はあるのだろうか。
                  画面右にはいななく馬とそれに騎乗する戦士がいるが、勿論、その雄姿がこの作品の主題ではない。その下で、呻き声や怖れの声を挙げているヒトビトでさえないだろう。
                  それよりも、そんな有様とは無縁であるかの様なかたちで、呆然とし、憔悴している、傷ついたヒトビトこそが、描かれるべきモノなのである。
                  エーゲ海 / Aegean Seaに浮かぶ島であるのにも関わらず、ひろがる白雲が禍々しく、うすら寒さを誘う様だ。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:47 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  『偽善』 by フェリシアン・ロップス

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                    頭隠して尻隠さず / That's Behaving Like An Ostrich.、のその逆。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:41 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『着物を着たパリ娘』 by アルフレッド・ステヴァンス

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                      あお着物をはおった女性のうしろ姿。右掌に団扇をもつそのヒトは、じっと鏡にみいっている。彼女の瞳にはなにがうつるのだろう。ほのかなあかりに照らし出されている、黄金色を背景に描かれた花々、そして、それと競うかの様に、花瓶にある花々があかく映える。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:46 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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