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『昌平橋聖堂神田川』 by 歌川広重

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    空はくらく、篠突く雨が降っている。川面はゆれ、さざなみに小舟も揺れる。
    みちいく人々は急いていて、あたかもその坂をかけあがらんとしている様だ。


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:15 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『コンポジション IV』 by ワシリー・カンディンスキー

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      河川敷かどこか、そこにいくつもの廃棄物が散乱している。
      そしてそれを無言で凝視めるふたりの人物。


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      『タンギー爺さん(ジュリアン・タンギーの肖像)』 by フィンセント・ファン・ゴッホ

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        いくつもの浮世絵 / Ukiyo-eを背景にして描かれているその男性の表情はあたたかみにあふれていて、描かれている本人と描いた画家との関係が思わず推し量れる。
        彼のかぶる帽子、彼の着る外套は本人に馴染んでいると謂うよりももう永い間に、着古している様だ。
        そしてその外套の青さに浮き上がる様に描かれている彼の両掌は、無骨でとてもおおきい。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:22 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        『グスタフ・マーラー』 by エミール・オルリック

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          音楽家の、文字通りの横顔。
          そのかんばせは極めて克明に描かれているのに比して、衣服は最小限度の描写にとどまっている。
          だから、この作品を観るモノはきっと誰しも、描かれた音楽家の生涯やそこで産み出された作品に想いを馳せる。
          画家の筆致や画風が顧みられる事は恐らくにない。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:25 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          『死と乙女』 by エドヴァルト・ムンク

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            髑髏が少女を抱擁する。
            と、謂うよりも彼の愛情を身をもって彼女が受ける。
            受けるばかりか、より積極的にそのくちづけを甘受しているのだ。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            『キリストの洗礼』 by アンドレア・デル・ヴェロッキオ

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              洗礼 / Baptismを受ける人物とそれを施す人物、その表情がいま、なされている儀式の意味をより強調している様に思える。
              中央の人物が瞳を閉じ敬虔な態度がその全身に顕れているのに対し、もう一方の人物には、緊張に満ちた厳粛な表情を読み取る事ができる。
              つまり、イエス・キリスト / Jesus Christ洗礼 / Baptismする事態となってしまった洗礼者ヨハネ / John The Baptistの、困惑とも解される心情がそこにある。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:58 * comments(0) * trackbacks(0) * -

              『サロメ』 by ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

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                彼女が高々と掲げるのは、銀皿におかれたひとつの生頸。
                だが、誇らしげにこちらに向ける彼女の眼差しも相まって、凄惨さや残酷さは、微塵も感じられないのだった。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:15 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                『キキ』 by ペル・クローグ

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                  おんなはきっと不満なのである。そして、飽き飽きしているのだ。
                  不自然な体勢で、自身の右肘をついているのは、その顕れなのである。
                  今頃になって、おとこが花束を掲げて顕れても、納得する事は決してないのである。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:43 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  『ローラ・モンテス』 by ヨーゼフ・カール・シュティーラー

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                    黒髪にさした赤い花の髪飾りが、彼女のおおきな瞳を一層、輝かせる。
                    レースの襟で飾られた清楚な黒い衣服もまた、彼女の肌の肌理をさらに強調する。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『戦場から去る負傷した胸甲騎兵士官』 by テオドール・ジェリコー

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                      何かに怯えている様な馬をひき、坂道を下る。左腕にある銃はまるで1本の杖の様な位置にある。彼が馬を降りて歩いているのは、それ故なのだろう。
                      彼が気がかりなのは、自身の行く先ではなくて後方なのである。彼がそこから去らざるを得ない原因はそこにあり、そしてそこでのその後が自身の命運をも握っているからなのだった。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:33 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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