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『落穂拾い』 by ジャン=フランソワ・ミレー

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    ひろい農場に、腰をかがめる3人の女性。いつまでも続くその作業のためか、永遠にとまってしまったかの様な印象を受ける。腰がまがったまま、このままき動きひとつできないのでは、と思えてしまうのだ。彼女達が拾うべきモノは、このひろさのなかにあってしかもごくわずかだ。
    背景にある木立が、彼女達とおなじ様なかたちを描いて風に揺れている。


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『ボトルラック(瓶乾燥器)』 by マルセル・デュシャン

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      いくつかの円形を繋ぎ合わせて、円錐の様な紡錘の様な骨組みを形作る。そしてそれらの円形の辺に、いくつもいくつも突起を付け加える。


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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:51 * comments(0) * trackbacks(0) * -

      『キオス島の虐殺』 by ウージェーヌ・ドラクロワ

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        惨憺たる光景がそこにある。絵画を美を描くモノと定義したら、そこに美はあるのだろうか。
        画面右にはいななく馬とそれに騎乗する戦士がいるが、勿論、その雄姿がこの作品の主題ではない。その下で、呻き声や怖れの声を挙げているヒトビトでさえないだろう。
        それよりも、そんな有様とは無縁であるかの様なかたちで、呆然とし、憔悴している、傷ついたヒトビトこそが、描かれるべきモノなのである。
        エーゲ海 / Aegean Seaに浮かぶ島であるのにも関わらず、ひろがる白雲が禍々しく、うすら寒さを誘う様だ。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:47 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        『偽善』 by フェリシアン・ロップス

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          頭隠して尻隠さず / That's Behaving Like An Ostrich.、のその逆。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:41 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          『着物を着たパリ娘』 by アルフレッド・ステヴァンス

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            あお着物をはおった女性のうしろ姿。右掌に団扇をもつそのヒトは、じっと鏡にみいっている。彼女の瞳にはなにがうつるのだろう。ほのかなあかりに照らし出されている、黄金色を背景に描かれた花々、そして、それと競うかの様に、花瓶にある花々があかく映える。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:46 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            『みつまたわかれの淵』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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              眼下にあるのは、あおい水面。その水面のむこうにはみどりがひろがり、遥かには富士山 / Mount Fujiが望める。
              そのあおさをことさらに強調するかの様に、しろい帆をかかげた幾艘もの舟が行き交う。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:56 * comments(0) * trackbacks(0) * -

              『異国のエヴァ』 by ポール・ゴーギャン

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                みどりもまぶしいそこはここならざる楽園か。そこにたたずむひとりの裸婦。一糸まとわぬその裸身はその光景のなかにあってことさらにしろく輝いてみえる。
                彼女のそばには1本の樹がはえており、しろい花とあかい果実が彩りを添えている。そしてその枝には、1匹の蛇がまとわりついているのだ。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:17 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                『仏手柑・ノジマ3(フィンガー・シュトロン(ノジマ)3)』 by 森村泰昌

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                  木製の箱からのぞく1対のてのひら、まるでなにかをつつみこんでいる様な、ふしぎなふくらみがそこにはあるが、実際はまっくらな空間をかたちづくっているだけだ。
                  そしてその脇には、ひだりのてのひら、かるくにぎりしめられているそのなかには一体、なにがかくされているのだろうか。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:15 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  『ペピータ・トゥドー』attribute to ギジェルモ・ダッカー

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                    面長なかんばせ、二重のつめたいまなざし、そして、しろい肌はそのうなじをなまめかしくみせる。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:36 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『部屋』 by バルテュス

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                      それまで闇にとざされていたそこに、不意に外部から陽光がさしこむ。少女が暗幕をあけはなったからだ。もしもそこに吸血鬼がいるのならば一挙に一塊の灰燼に帰すに違いない。
                      しかし、そこにあるのは、椅子のうえにあおむけによこたわる少女の肉体だ。おさない肉体は陽をうけて、しろくうつくしく輝いている。
                      いきているのか、しんでいるのか、それとも、ねむっているのか。
                      その判断をくだすための材料はいまだなく、あざやかな血潮も鋭利な凶器も弾痕も、そこにはみいだせないのである。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:28 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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