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『ヴィーナスとマルス』 by サンドロ・ボッティチェッリ

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    1組の男女が横臥している。その想いを達し、そしてそれ故に男はただ、眠りを貪っている。その一方で、女は虚空を凝視めている。彼女に去来するモノは果たしてなにか。そして、それ故に、彼女には安眠が訪れないのであろうか。
    息苦しいまでに閉塞された空間が解放感とは程遠く、満たす事の出来ない彼女の逸楽を象徴しているかの様である。


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:48 * comments(0) * - * -

    『大公の聖母』 by ラファエロ・サンツィオ(ラファエロ・サンティ)

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      暗闇にうかびあがる青と赤。それをまとうそのひとの眼は慈愛にみちて、抱く我が児にそそぐ。
      そして、その幼な児は、じっとわたしを凝視めるのであった。


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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:25 * comments(0) * - * -

      『温室のセザンヌ夫人』 by ポール・セザンヌ

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        小首をかしげ、こちらにまなざしをむける黒衣の女性。そこは湿潤で穏やかな温室 / Conservatoryのなか、常春を想わせるそこの外は、おそらく真冬の厳しさだろう。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:51 * comments(0) * - * -

        『十字架を担うキリスト』 by エル・グレコ

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          なかば、重き十字架 / Crucifixionに我が身を預ける様にしてそれを担う彼は、なにを思う。
          天をあおぎみる彼、それは伝え聴く物語とは、すこしだけ異なる相貌がある様にも思う。


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          『ルーアン大聖堂』 by クロード・モネ

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            沈む陽を浴びて、朱に染まるルーアン大聖堂 / Cathedrale Notre-Dame de Rouen。そこにあるべきは、本来ならば祈りの姿なのかもしれない。
            しかし、画家はそれとは異なるモノをそこに求める。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:53 * comments(0) * - * -

            『オーケストラによる未来主義音楽』 by ウンベルト・ボッチョーニ

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              赤く印字されたタイポグラフィ / Typographyの向こうにみえるのは、街。そこに乱立する建築物の狭間に、ヒトは集い、各自の楽器を用いてその楽曲を奏でる。そして、その楽の音は恐らく、街に溢れる様々な音と一体と化すだろう。それは、果たして音楽なのだろうか、それとも騒音であるのだろうか。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:30 * comments(0) * - * -

              『シテール島の巡礼(雅やかな宴)』 by ジャン=アントワーヌ・ヴァトー

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                「本作品がフランクフルト作品と類似しているのは、構図の全体的な状態だけである」(ユッタ・ヘルト / Jutta Held著 美術評論『ヴァトー『シテール島への船出』―情熱と理性の和解 (作品とコンテクスト) / Antoine Watteau: Einschiffung nach Kythera – Versöhnung von Leidenschaft und Vernunft, Frankfurt/Main 1985』より引用)
                と、あって吃驚する。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:31 * comments(0) * - * -

                『絶頂に達する』 by ピエール・モリニエ

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                  いくつもの肉体がからまり悶え、そしてその域へと誘われる。
                  自身の身体がどこにあり、相対するもうひとつの肉体(それは単数なのか複数なのか)がどこにあるのかも解らない。自身ははたしてそこにいるのであろうか。それとも、ここにある一切が自身なのだろうか。感覚は果てしないほどに研ぎ澄まされていく一方で、意識は次第に朦朧としていく。果たして、自我と謂うモノはそこにあるのであろうか。わたしを凝視める美しい顔がひとつ、爛熟の笑みをたたえている。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:36 * comments(0) * - * -

                  『聖母被昇天』 by ィツィアーノ・ヴェチェッリオ

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                    成就をもってその女性はあおぎみる。自身をむかえるその者があるが故に。そしてその奇蹟 / Miraculumを認めて、誰もがあおぎみる。誰を? 彼女を、それともむかえるその人を。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:33 * comments(0) * - * -

                    『日本橋通一丁目略図』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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                      江戸 / Edoの、いや当時の本邦の、最もにぎやかな街並みを行き交う人々、その多くは夏の陽射しのなか、傘 / Parasolや笠 / Woven Hatの下にある。
                      まるで、矩形のなかの幾つモノ同心円、日本橋通り / Nihonbashi Toriと謂う水槽に浮かび漂う、水風船 / Water Balloon Yo-yoの様に。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:37 * comments(0) * - * -
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