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詩『ずれる:Slipping Off』

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    にくしみとはそのようにしてはじまる

    ボタンのかけちがえ
    いやいや、そんなにおおきなものではない
    だれのめにもあきらかなものではない

    たとえば、みぎめとひだりめをまちがえてみすみすたからのやまをのがすこと
    それほど無知蒙昧が契機となることはある
    だがそれだってほんの機転をかえせばただのわらいばなしさ

    せまいほそいみちをのぼりつめていく
    ふみしめたあしのいきおいからちいさないしがころがりおちる
    さぁ、それがふもとのむらにいったいなにをもたらすのか

    未然に阻止するのはほぼふかのうだ
    いまとなってはと、あのときをくやむ
    だからといって、それがわかったといって
    このふたりにうずまくあらゆるものをとどめることはだれにもできない
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    詩『薔薇の花園:A Rose Garden』

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      わたしのめにうつるのはみつの花瓣
      あかくおほきく、それぞれがいどむやうにことさらにはなやいでゐる
      さうみえるのは、そのいづれもがこいみどりの葉々をしたがへてゐるやうにみえるからだ
      王のおもむくさきざきにこびへつらふ從者であるかのやうに

      だからそこには道化のものもゐる
      ことさらにかれらのまはりをはしやぎまはるむし達だ
      おこぼれの蜜をことほぎ、そして、代辯者となつて戀をかたらう

      かれらよりもさらにうつくしくきかざつた蝶がゐないわけではない
      だからと云つて、だれがかれらにみむきもしよう
      その美がかれらにとつてなんのいみももたないことはじゆうじゆうも承知のこと
      華美であることはかならずしもかれらの地位をおそはない
      蝶こそがもつともあざけられる道化のそのひとりであるのだから

      さて、ここからなにをつむぎださう
      まだ、えだにある棘にはひとこともふれてゐないのだ

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      詩『無題といふ題:A Title, Untitled』

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        おもうものはいくらでもある
        かんがえねばならぬことはいくつもある
        だけど
        そのひとつもいっこうにかたちにはならないし
        そのひとつもけっして進展しない

        ゆめはみる そこでなんどとなくくりかえされる
        場所やひと 天候や日時 すこしづつかたちをかえて

        おもいだすのはいつもあのときのことばかりだ
        もういちど くやまないわけにはいかない
        ああ、いやだ

        だからにげたいともおもう
        そしておさないあのときにみた光景をみたいとおもう

        でも、もうそれもないのかもしれない
        つまりはにどとおがめないあのときのゆめ
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        詩『ハイキング:Go On A Hike』

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          Mに
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          詩『いやなやつ:He Is Nasty』

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            YOに

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            詩『あかいめ:In A Scarlet Eye』

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              きっとぬりわすれたのだ
              もういっぽうは漆黒だから
              でなければなぜあのひとみはあかいのだろう

              未完成のその作品の、唯一、克明に描かれているのが彼女だ
              その娘のそこだけきりとってもいい
              しかし、惜しむらくは彼女のひとみがひとつあかいままなのだ

              幾重にもぬりかさねていく手法はその画家の特色といってもよい
              この作品はその過程がありありとわかる
              素描から下塗り、そし完成へといたる手順がひとつの作品におさめられている
              あかいままのそこも、いずれはほかのいろがいくつも重ねられるのだろう

              だけれども、とおもう
              もしもそれが画家の意図だとしたら
              あえてこそのあか、なのか
              そんなひとみをもった少女のめには、いったい世界がどうみえるのだろう
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              詩『雨の雪へとかわるときに:Rainy And Later Snowy』

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                だれもがたちどまる
                いそぐひともまつひとも
                そしてみあげるのだ

                それをよろこびとするひともいる
                それをかなしみとするひともいる

                だが季節はさらにざんこくだ
                そんなおもいもしらず
                それはかねてからのさだめであるかのように
                たちふるまう

                そんなことをおもったわたしのまどにあかりがさす
                きっときょうもはれるだろう
                きっときのうとおなじだろう

                とけいだけがりちぎにときをきざむ
                さも冷酷な書記官でもあるかのように
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                詩『浪漫主義:Romantisme』

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                  KKに

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                  詩『ビニールシートはあおい: Plastic Sheets In Blue 』

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                    Bに

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                    詩『試験管:In The Test Tube』

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                      このなかにせかいがあるという
                      このなかにせいめいがいるという
                      わたしにはすこしにごったみずにしかみえない

                      そのひとのいいたいいみはわかる
                      きっとそうだ そうおもってはいる
                      とどうじにきっとそのひとのことだ
                      わたしのそうぞうをきっとうらぎるだから
                      それをきたいしてうながすようにくびをかしげる

                      しかしつぎにそのひとがしたのはそれをすてることだった
                      そしてあらたにみずをそそぎ
                      ではこれはとわたしにぎもんをていじする

                      このなかにぼくたちがいるとしたらどうだろう
                      このなかにぼくたちのせかいがあるとしたらどうだろう
                      そういっててにしたものをさししめすのであった
                      るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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