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詩『曙: At Dawn』

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    なにもかえられないままその時をむかえる
    そしてもちろんなにもおこらない

    雑踏にのみこまれるようにしてたどりついたのはまぼろしだったのか
    わが名をよばれるような気がしてふりむいたのはかんちがいだったのか

    きっかけはいつでもある
    そのみじかい前髪をつかむだけだ
    - そしてしそんじるのはいつものことだ

    あなたの夢をみた
    そんな嘘をでっちあげたってきっとだれもこまらない たぶんあなたも

    海をこえたければ舟にさえのればいい
    だが、そう、波止場はとおい

    みえるのはまえだけだ
    いくらおもいをよせてもそれはけっしてみつかりはしない

    そうしてやってくる 今日も
    春の あけぼの

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    詩『なないろの声:A Voice Rainbow』

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      JJに

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      詩『落ちる:Fall』

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        おおきなおとがしてわたしはベッドにいた
        いつのまにかねむっていたらしい
        みわたせばいつものわたしの部屋だ
        なにもかわらない
        ただ、そのかわらなさがわからない
        違和感ばかりがわたしにある

        おとの所在はわからない
        みみをすませてもきこえてくるのはいつものおとだ
        時計と時計と街のざわめき

        きっとわたしはおちてきたのだ
        夢の世界 死後の世界 さあ、なんとなづけようか
        そこでみたもの体験したことは一向に記憶はない

        ただ、ここにおちてきたことはうそいつわりもない
        かつてあったこと これからおきることがきっと そのおとの正体だ
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        詩『ぬるいみず:Lukewarm』

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          すこしまとわりつく
          きびしさのかわりにあまえがある
          それは自身にたいしてもだ

          あじわうつもりはさらさらない
          でも笑みをうかべてそこにある

          だからおまえはわたしのなかまではない
          だからわたしはおまえのみかたではない

          おおきくこえをあらげてそうつたえたい
          しかしどこかで自信がゆらぐ

          冬のおわりのみずたまりにうつった影のようなそれは
          わたし自身なのだ きっと

          春がくればかげろうとなってきえてゆく
          そうしんじて
          一瞥をあたえ わかれをつげる
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          詩『紙コップ:A Paper Cup』

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            くしゃんとつぶれる

            天をつくかのようにそそりたつそれらも
            機械のそこからはみでているようなそれも
            あなたがそそいだあついのみものがはいったそれも

            そこにあるだけではみるからにかよわい

            用をたすそのまえも
            用をたしたそのあとも

            でもだからといってそれがみたされているあいだはだれもみたされはしない

            のどのかわきも ひえたからだも
            ちっぽけなしあわせとはとてもとても縁遠いのだ

            だからといってそれをことほぐ必要もあるまい

            けっしてなにかがそこからあふれだすことはないのだ
            いざとなったらみずからすくえばいい したをはわせればいい

            だから身の程をしったそれは すぐにつぶれる
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            詩『月の冬:The Moon In The Winter』

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              闇にうすく暈がかかっている
              街もしろくひるよりもあかるい
              だれもがうつむき 家路へといそぐ
              まつひとがいるのだ さもなければまつひとをもとめているのだ

              月はたいくつだった
              だれもかれをもとめてなぞいない
              おのれのあかるさとあたたかさだけではだれも満足しない

              みちしるべはきっとほかにある
              だれの腕にも時計はある
              引退のときはちかいのだろうか

              そうしてかれもまたそうやって
              春のこえをまちわびているのだ

              いまのかれをほっするのは詩人だけだ
              月の煩悶とは まったくべつのことをかんがえているのにちがいない
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              詩『倦怠:Feeling Weary Of My ...』

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                予定は? とくにない じゃあ、いいわね

                なにかをする口実のかわりにあるのはなにもしない口実
                ことをはじめればいくつも問題がわきおこり
                だからといってみかねているわけにもいかない

                退屈の反意語はけっして多忙ではない
                みずはどこまでもひくいところへとながれてゆく
                そうしてわたしはさっきからずっとこのままだ

                不意の雨でさっきから爪を噛んでいるあなた
                でも、傘はない
                さりとてここをとびだすいきおいは先程そがれてしまった

                だからここにいつまでもこうしていればいい
                わたしがゆるそう すきにするがいいさ
                でもそれにもあいてしまったとしたら

                予定は? あった ことわった
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                詩『こまったひと:Pain In The Neck』

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                  きっとまじめなひとなのだろう
                  まちがいをただすのに懸命なのだ
                  そしてきっと自身をしんじているし自信もある

                  だから、ものさしにあわないものは一切うけいれられない
                  ルールブックはそのひとのてにあり
                  そしてそれがすべてだ

                  陽のあたる場所をまっすぐにあるく
                  でもそれは一直線にあゆむことではないはずだ
                  やまをけずりたにをうめていくというのであろうか

                  どこかできっとおれるべきなのだろうが
                  わたしがそれに加担すべきなのだろうか
                  そのひとにむけて正邪をとく その覚悟はない

                  そして ああ 一番いやなことは
                  これがわたしのうしろすがただとしたら

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                  詩『北風:The North Wind And』

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                    えりをすりあわせてもさむい
                    かんぜんに逆風だ
                    しかもこの身をかくす場所すらない

                    きっとだれかがわらっている
                    かれらにとってわたしはただのゲームのこまなのだ

                    はげしい きびしい さむいかぜ
                    だがこのほうがまだましだ
                    敵の意図がてにとるようにわかる

                    そう もしも ここですくいのてがさしのべられたら
                    熟慮しなければならないのはきっとそのときだ

                    そうやっていまめのまえの苦難を相対化させる
                    そうやってこれからさきの苦闘を現実化させる

                    だがいつどこでわたしがわがみをいかにしようとも
                    きっとやつらはわらっている それだけはあきらめるしかないのか
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                    詩『微熱:A Slight Fever』

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                      もぐりこんだ蒲団のなかのそのさらになかにもぐりこむ
                      くちのなかのあまずっぱさ うすくらがりのなかのにごったひとみ
                      もういっぽうの腕でだきしめるききうでは あかの他人のもののようだ

                      はいでて壁をみつめれば そこにおおくの顔がみえる
                      むかしあったそのひと 物語のヒロイン いずれうらぎられるいやしいおとこ
                      ただ一点だけをみているだけなのに きっといつかあうだろうそのひともいるのだろう

                      上半身をもたげればおもく いやでもこうべはしたをむく
                      しまりのない皮膚がそこにある
                      こんなときこそ髪はじゃまなだけだ みずしらずのひとのようにふるまっている

                      せまい部屋がとてもひろくかんじられて ようやくおめあての場所に到達する
                      あけたとびらのなかの 白い壁の白い液体
                      ひとくちのむつもりが おとがいをつたってむねまでとどく
                      そしてそのあまったるさに辟易する

                      やさしいのは したのさきにあたる体温計だけなのだ
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