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詩『あかいつの:Red Horns』

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    HUに

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    詩『沸騰:Seethe』

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      しゅんしゅんとおゆがわく
      いつもの光景 いつもの叙景 毎日毎朝毎夕毎晩 つまりは日常
      だからなにもはじまってもいないし なにもおこりもしない
      液体が気化して蒸発し、そしていつかはまた地にかえる おおきな連鎖の一環だ

      おおきななべにはった水がわくのをまっていたのはむかしのこと
      じっとじっとみつめて わきあがるあわをまつ
      対流ということばをおぼえたのはもっとのちのことだ

      いまは いまはそのあいだにせねばならぬことばかりだ
      ささいな化学変化につきあって むだな時間をすごすわけにはいかない
      日常とはつまりそういうことだ

      そんなわたしの生活を その分子たちはどうおもっているのだろう
      蓄積されたエネルギーをいま放出し かれらはおおきな世界へとたびだつ
      その勇躍のときをまちかねて さかまくうずにのまれているのだろうか

      さしすせそ その投入のまえに ふとそんなことをかんがえてみてもいる
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      詩『鸚鵡:A Cockatoo』

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        留守録されていたのはいつものこえだった

        親身にわたしを心配しているくちぶりで
        さいごに連絡をこうとのこされている
        そしてそれはきのうと寸分たがわぬせりふなのだった

        ボールはそちらにある
        しかもなげてくるものとはちがう

        それは実際にあい、はなしをかわせばでてくるものかもしれない
        しかしわずかな期待をうらぎるのはいつも あのこえなのだった

        だまってじっとわたしだけをみつめてくれればいいのに
        よけいなことばはいらない
        すがるとはそういうことだ

        しかしそのくちからでてくるのは一切合切がおなじ
        生身のないこわれたテープのほうがまだましだ
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        詩『すきま:A Slit』

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          まっくらな部屋のむこうからほそいひかりがさしている
          ほそながいLだ

          むかしむかしのわたしのおさないころ
          それはねかしつけられたわたしがよくみる文字だった
          父や母はそのひかりのむこうにいる
          そうしてわたしはひとり ベッドのなかだ

          そのほそながいLがいままたみえる
          ひかりのなかでふたりはなにをしているのだろう
          そしてわたしのかたわらではひとり 寝息をたてているものがいる

          夜のかたらい
          あかりのしたの
          やみのなかの
          そして ひそやかに ひっそりと おたがいの名をささやく

          わたしのめにはまぶしすぎる
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          詩『やまのむかふ:Beyond The Mountain』

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            Mに



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            詩『ね汗:Sweat At Night』

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              いごこちのわるさ
              はいでることへの不安
              ふたつがないまぜになってまた汗をかく

              さむさもねむけもとうにふきとび
              でもまだここにいる

              ふたりならばおたがいにもとめているのだろう
              でも今夜はわたしだけだ

              ゆめうつつ
              ふたつのあいまにわたしはいる
              よるとあさと
              ふたつの幕間にわたしはいる

              そうして じっと
              くびすじと背骨のまあいに
              汗がにじむ
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              詩『ゆがんだ円弧:Irregular Circles』

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                あしもとをみればおちていた
                かたちのことなる大小の円がいくつも
                どれも無様にゆがんでいる

                にぶくひかる銀色の円だ
                無造作にほうりだされたそれらは
                けっしてこの場にふさわしくない

                往来ははげしく だれもその存在に気づかない
                わたしにしかみえないのだろうか
                たちどまってそれらをみつめるわたしをだれもがさけて先へといそぐ

                右手をのばすと不意にそれらが立体化しはじめる
                ゆがんだ円と円とがまいあがり それらを節とする円環ができあがる

                無骨なつつ 不気味なつつ いびつなつつ 形容はいくらでもうかび
                有機的とも生物的ともおもえる

                そしてそのつつにわたしがのみこまれてゆく
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                詩『かゑる:A Frog』

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                  めとめがあってしまった
                  いつものようにそこにいるからだ
                  そしてきょう、そこにいる

                  ひさしぶりだった
                  歌人ならばここで歌をよむ 俳人ならばなおさらのこと
                  だからといってなにするまでもない
                  一瞥でじゅうぶんだろう

                  かれはなにをおもう おんななのかもしれないが
                  わたしをみ、そこでひとくさり いやいやまさか

                  かゑるのようむきはわかっている
                  そのときには ひょいとしたをのばすだろう
                  だが残念ながらそれをいっしょになってまちかまえる時間がわたしにはない

                  だからまたあおう この時間にわたしはいつもここをとおる
                  そのとき きみがそこにいればいいのだ
                  るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  詩『曙: At Dawn』

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                    なにもかえられないままその時をむかえる
                    そしてもちろんなにもおこらない

                    雑踏にのみこまれるようにしてたどりついたのはまぼろしだったのか
                    わが名をよばれるような気がしてふりむいたのはかんちがいだったのか

                    きっかけはいつでもある
                    そのみじかい前髪をつかむだけだ
                    - そしてしそんじるのはいつものことだ

                    あなたの夢をみた
                    そんな嘘をでっちあげたってきっとだれもこまらない たぶんあなたも

                    海をこえたければ舟にさえのればいい
                    だが、そう、波止場はとおい

                    みえるのはまえだけだ
                    いくらおもいをよせてもそれはけっしてみつかりはしない

                    そうしてやってくる 今日も
                    春の あけぼの

                    るい rui, the creature 4 =OyO= * poetry : sonnet * 00:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    詩『なないろの声:A Voice Rainbow』

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                      JJに

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