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『画家の自画像』 by 横尾忠則

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    まっかな背景にうかぶひとりの男性の頭部。
    その存在を御構い無しに、稚戯にも似た描線が描き散らされている。山々、太陽と雲、流れる河に、育つ樹々。
    そして、それらの手前にある人物? がひとつの星をみつける。

    "Artist By Artist (Self Portrait)" by Tadanori Yokoo

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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:46 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)』 by ピエール=オーギュスト・ルノワール

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      エキゾチックな装いの3人の女性が、斜めの構図に座る。装いとは謂っても、左の女性はその衣服を掌にしているだけの全裸であり、中央の女性も身に纏った衣服は透けていて、まるみえといってもよい。ひとりのこった右の女性も、他の女性よりも露出は控えめではあるが、結局のところ、大同小異だ。
      全裸の左の女性よりも中央の女性の方が、なまじ半透明の生地によって隠されているだけに、露出している肌のしろさに眼が奪われる。


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      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:41 * comments(0) * trackbacks(0) * -

      『死への道』 by ロメーン・ブルックス

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        黒髪の女性が全裸で横臥している。その痩身は蒼ざめていて、生きているのか、死んでいるのか、それさえもわからない。伏せる彼女がその身を預けている白布の描写によって、不穏な予感が湧き起こるのであった。


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:13 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        『オリーブ園のキリスト』 by エル・グレコ

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          他の者は皆、寝入っている。ひとり覚醒めている彼の許に有翼の人が訪って、なにかを語る。
          その内容に聴きいる彼の表情は、驚きに満ちている。彼の表情が次第に険しいモノになるのは、深い夜の闇のせいだけではない。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:00 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          『筋違内八ッ小路』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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            画面中央はすこんとぬけていてそこにはなにもない。
            右下から左上へと堤がはしり、その向こうに夕陽に染まる街並みがみえる。
            緑と赤の対比なのである。
            そして、その対比に応じるかの様に画面下、しずしずと行列が右下から左上へと歩んでいる。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:51 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            『自画像(1652年)』 by レンブラント・ファン・レイン

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              暗闇の中にひとりの男の姿が浮かぶ。壮年、もしくは中年。くろい衣服は薄汚れている様にもみえる。徒手空拳と呼べるのだろうか。なにももたないその上半身は、彼の身分や地位を一切、教えてくれない。農夫にも工夫にもみえる。見窄らしいとも穢らしいともよべそうだ。
              しかし、仮にそうだとしても、彼のふたつのまなこは、べつのことを語ろうとしている様なのだ。


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              るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:43 * comments(0) * trackbacks(0) * -

              『教皇イノケンティウス10世』 by ディエゴ・ベラスケス

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                岡本太郎 / Taro Okamotoの著書『今日の芸術 / Today's Art』に以下の様な記載がある。猶、以下の引用文中2度登場する「まね」には、圏点が付されてある。

                「レンブラントやベラスケス(153P、図8)をまねしようとしても不可能です。あの画技には、彼らの持って生まれた資質と、生涯の修練、その結果おのずと体得されたコツとか勘とかいうようなものが塗りこめられているのです。だから、ヘッポコがいくら精神を集中したって、おいそれと、まねできるわけはありません」

                引用文にある「153P、図8」こそ、下に掲載する作品である。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:04 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                『青いドレスのマルガリータ王女』 by ディエゴ・ベラスケス

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                  幼児はいつしか少女となり、そして成熟したひとりの女性となって、いつしか我が児を得る。
                  その階梯の第一歩を踏み出すのが、その時。
                  既に自らに課せられた命運を自覚しているのかもしれない。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:57 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  『ピンクの天使』 by ウィレム・デ・クーニング

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                    そこにある裸体は、おそらくふたつ。さもなければ、みっつ。
                    ひとつは右手前にあってこちらに背をむけて座っている。ながくのびているのは、その頸なのだろうか、それとも、無造作に挙げられた左腕なのだろうか。
                    ひとつはそれに相対しているかの様で、左の膝をおりまげ、もう一方の脚を投げ出している。
                    そのむこうにもうひとり、いるのか。いないのか。こちらを向いてすわっているそれの右腕の様にもみえるのだが。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:51 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『老女(ラ・ヴェッキア)』 by ジョルジョーネ

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                      窓枠? の向こうに佇む老女がひとり。その顔に顕れている老いは隠す事は出来ないが、彼女の心情は決して窺いしれない。そのふたつのまなこはどこを凝視めているのか、中途半端にあけられた口蓋から何を語ろうとしているのか、皆目検討もつかないのだ。もしかすると、彼女の内心は既にこの世にはないのかもしれない。そんな気さえするのである。
                      そんなとき、観るモノのそんな途惑いを知ってか知らずか、彼女の右腕にある一文が雄弁に語り出すのである。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 08:52 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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