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『サルダナパロスの死(サルダナパールの死)』 by ウージェーヌ・ドラクロワ

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    そこにあるのは無秩序で、描かれている人物のどれもがおのれの欲望をほしいままにしている。
    だが、ただひとり、彼等の放縦を許している王だけは違う。冷酷なその瞳は、諦観とはまた違う色彩を帯びているのだ。


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    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:28 * comments(0) * trackbacks(0) * -

    『カラスのいる麦畑』 by フィンセント・ファン・ゴッホ

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      こがねいろの麦畑のなかにある岐路。異なるみっつの方向に別れたそれらのどれも、うねうねとながく細く、そして、いづこへと誘うのか、まったくもって解らない。
      解っているのはただ、あおぐろい空のした、くろいとりが舞っている事だけなのだ。
      彼等は誘惑するのでもなく、警告を告げているのでもなく、くらい影だけをそこに落としている。
      この作品を観るわたしがそこで立ち往生してしまう理由は、おそらく、その故なのだろう。


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      『アジャンター第1窟の仏陀』 at アジャンター石窟群

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        「その顔は正面から見ると悲哀を、右側から見ると明朗さを、左側から見ると熱慮を宿しているように見えると言われる」


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        るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:16 * comments(0) * trackbacks(0) * -

        『浴する娘 II 』 by エリック・ギル

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          黒地のなか、くっきりと彫り抜かれたひとりの女性。
          盥に座り、長い髪で表情が隠されたそのおんなは、なぜかなまめかしい。
          けっしておおきくはないがゆたかな胸、皺のよった腹、それに続くおおきな臀と太腿。
          盥のなかにその肉体をおしこめておくのは、とても不可能な様に思える。


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          るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:18 * comments(0) * trackbacks(0) * -

          『ディナーパーティー』 by ジュディ・シカゴ

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            正三角形に組まれた会席の場に招かれたのは、総勢36名の女性。
            しかし、客はいまだ誰一人としてそこにつこうとはしない。


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            るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 09:50 * comments(0) * trackbacks(0) * -

            『昌平橋聖堂神田川』 from 『名所江戸百景』 by 歌川広重

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              空はくらく、篠突く雨が降っている。川面はゆれ、さざなみに小舟も揺れる。
              みちいく人々は急いていて、あたかもその坂をかけあがらんとしている様だ。


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              『コンポジション IV』 by ワシリー・カンディンスキー

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                河川敷かどこか、そこにいくつもの廃棄物が散乱している。
                そしてそれを無言で凝視めるふたりの人物。


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                るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:45 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                『タンギー爺さん(ジュリアン・タンギーの肖像)』 by フィンセント・ファン・ゴッホ

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                  いくつもの浮世絵 / Ukiyo-eを背景にして描かれているその男性の表情はあたたかみにあふれていて、描かれている本人と描いた画家との関係が思わず推し量れる。
                  彼のかぶる帽子、彼の着る外套は本人に馴染んでいると謂うよりももう永い間に、着古している様だ。
                  そしてその外套の青さに浮き上がる様に描かれている彼の両掌は、無骨でとてもおおきい。


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                  るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:22 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                  『グスタフ・マーラー』 by エミール・オルリック

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                    音楽家の、文字通りの横顔。
                    そのかんばせは極めて克明に描かれているのに比して、衣服は最小限度の描写にとどまっている。
                    だから、この作品を観るモノはきっと誰しも、描かれた音楽家の生涯やそこで産み出された作品に想いを馳せる。
                    画家の筆致や画風が顧みられる事は恐らくにない。


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                    るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:25 * comments(0) * trackbacks(0) * -

                    『死と乙女』 by エドヴァルト・ムンク

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                      髑髏が少女を抱擁する。
                      と、謂うよりも彼の愛情を身をもって彼女が受ける。
                      受けるばかりか、より積極的にそのくちづけを甘受しているのだ。


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                      るい rui, the creature 4 =OyO= * criticism : art * 10:05 * comments(0) * trackbacks(0) * -
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